ボリビア最高峰、サハマに登ってきました。ここは、今回のボリビアでの旅のボリビアの最終目的地でした。

ワイナポトシやイリマニが属するコンドレアレアルからは離れた独立峰で、ちょっと富士山にも見えます。そして、反対側に目をやると双子の富士山が。小さな山に見えますが、それぞれ6000mを超える巨大な火山です。

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上はチチカカ湖から見たコルドレアレアルの写真。右端のイリマニから左端のイリャンプまで6000m級の山脈が一望できます。

 

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独立峰のサハマ。ボリビア最高峰で6542mです。

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ボリビアでの登山の集大成として、どうしても登ってみたい山でした。そして、富士山同様に火山で、世界一の高度と言われる露天風呂が待っています。

それにしても、ボリビアのトラベルエイジェンシーは適当で、なかなか完璧な手配をしてくれません。今回も、いろいろありました。

初日
朝、エイジェンシーにいくと、予定していたガイドが手配できなかったとの連絡。ボリビアではガイドはフリーで、特定の代理店に所属していません。そのため、彼らの交渉力が強く、トラブルの一因になっています。悩んだ挙句、別のガイドを手配してもらいました。ちなみに、ボリビアにはたくさん山がありますが、ガイドは50−200名(人によって言うことが違います)くらいしかいないとか。ボリビアの中では、かなりの高給取りだと思われます。

今回のガイドはDavid。身長は160くらいでしょうか、とっても小柄で無骨な第一印象です。が、奥さんが9人と子供が20人以上いるそうです。真相は謎ですが・・。

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15:30 サハマホテルに到着
予定より遅れて到着しました、Wifiがあるという代理店のでまかせを信じてきましたが、全くの皆無です。そして、出発が遅れて、また暗闇を歩くことになりました。妻はここでお留守番、温泉巡りです。

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19:00 ベースキャンプ到着&就寝

2日目
8:00 起床
10:00 出発

若いポーターの二人がコーヒーを飲んでいました。テントを畳んで出発です。

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14:00 HC到着
一緒に出発したスイス人はここで脱落したみたいです。高山病がひどく、テントから全く出てきませんでした。

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ここで、装備の最終チェックをした際に、クランポンが小さいことが判明。イリマニの時と同じやつを準備するって言ったのに‥。
ガイドが小細工をして、無理やり引き伸ばし、僕の足に合うようにしてくれましたが、一抹の不安が残ります。

17:00 就寝

 

便宜的に就寝と書きましたが、5000m以上の高度でちゃんと眠れたことがこれまで一度もありません。この日は脈を測ると110/分です。頭痛等はなく、高山病ではないと思いますが、体に負担はかかっていますね。

23:00 起床&準備

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3日目
0:00 出発

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03:00 クランポン装着
03:30 トラブル発生 クランポン破損
まさかのトラブルの発生です。雪山の中腹で、両足共クランポンが破損しました。硬く尖ったペネテンテスに蹴り込んだせいだと思いますが、こんなにも脆いとは‥。代理店が前回と同じクランポンを準備すると言っていたのに、間違えて小さなものを寄越したせいです。まぁ、自分でチェックしない甘さのせいではありますが・・。

ここで困ったのは、ガイドが怒り出したこと。彼らも慣れているとはいえ、やはりトラブルがあると気が気でないみたいです。やっぱり、それほど余裕ではないみたいですね。しかし、紐を持ち出してしっかりと固定してくれました。当面はもちそうです。

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そして、その後にちょっと感動したのが迷わずに上を目指したこと。クランポンが破損した時点で、下に向かうかと思いましたが、僕の気持ちを汲んでくれています。彼らにとってはいつもの仕事でも、僕にとってはきっと一生に一度のチャンスだったので、とても嬉しかった。ただ、安全を考えると必ずしも正しい判断だったと言えるかはわかりませんが。

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06:30 山頂に到着

サハマの山頂はサッカーの試合が行われたこともあるらしく、だだっ広い感じです。ここでサッカーというのはちょっと考えられませんが、高度の高いラパスはFIFAの公式試合の会場として認められないということに対抗する試合だったようです。ボリビア人のやることはなかなか面白い。

ここに到着した段階で、さすがに息が上がりヘトヘトでしたが、ガイドのDavidがVamos, Vamos (Let’s go 的なスペイン語)とうるさいので頑張ることができました。

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結構、毎度のことなのですが、登りで全力を出し切ったのか、帰りはヘロヘロになっていることが多いです。とっても時間がかかりました。

17:30 サハマホテルまで帰還

4日目
朝起きてゆっくりして、温泉に行きました。まさに大自然の露天風呂で、掛け流しというよりは、垂れ流しのお風呂ですが、とっても気持ちよく、山の疲れが癒されます。ひとり20bs、ちなみにボリビア人は無料。

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天気は良いですが、この日は突風が吹いていて、山登りどころの感じではありませんでした。この後はラパスに直帰です。到着後はクランポンに関して、代理店のAll Transportにクレームです。(その後、ウユニ塩湖行きのバスのチケットをタダで提供してもらうことで話が決着。)

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ボリビアでの登山について

ボリビアでの登山は6000mを超える山が多く雪でルートが見えなかったり、複数日に渡ることもあり、現地のガイドを雇うことが一般的です。結構高いです。が、他の人のブログを読んでいると、ボリビア人のガイドがイマイチで登れなかったという人がいます。以下の点は要注意。

1.連携が悪い
ガイドの立場が強すぎるのか、代理店で言われたこととガイドがやることの乖離が大きいケースがあります。事前にガイドを特定し、直接話を詰める必要があります。

2.山から降りたがる
初日はB.C(ベースキャンプ)ではなく、ホテルに泊まりたがる。最終日は、B.C泊の予定でも、ホテルまで戻りたがります。初日は高度順応ができない、帰りは強行軍を強いられることになります。ガイドにとっては、まったく問題ないんだと思いますが・・。

3.装備がイマイチ
長年使っているものなので仕方ないと思いますが、修理後で不具合があったりします。自分でチェックする必要がありますね。

4.天気予報を見てない
早く契約を決めたいという気持ちの表れだと思いますが、天気予報も見ずにすぐに行った方がいいというアドバイスをしてきます。

まぁ、そうは言ってもガイドはみんなナイスガイで、彼らのせいで登山に失敗したことはありません。ガイドに言わせると、日本人はみんなちんたら歩くので天気がかわったり、雪が溶けたりして危険だと言うことでした。お互い様ですね。

 

さて、残りは南米でいま登りたい山はアコンカグアだけになりました。行けるかどうかわかりませんが、もう少し情報収集を進めたいと思います。

 

タナカマコト