10/16-19にかけて、ラパスの象徴であるイリマニ山に登ってきました。この山は、ボリビアの実質的な首都であるラパスのどこからでも見えることもあり古くから信仰の対象になった特別な山と言われています。

 

そして、前回登頂したワイナポトシに比べても標高が高く、難易度はずっと高い山です。しかし、キリマンジャロとワイナポトシでは高山病に悩まされてきましたが、今回はすっきりした頭で登頂を果たすことができました。今回は、妻は付き合ってくれなかったので、一人で登りました。(妻は、ラパスでお留守番です。日本を出て半年間、24時間一緒にいましたが、初めて別行動です。)

 

実は内心とっても怖かったのですが、登頂で変な自信がつきました。高山病を克服し、一つ壁を越えた気がします。一週間ほど、ラパスのホテル(標高3600m)から空港のあるエルアルト(標高4100m)まで毎日歩いていたのですが、これが効いたのかもわかりません。そして、ダイアモックスを初めて使ってみました。

 

山登りは次々と限界を超えていく感覚が病みつきになります。これは対象がなんでも起こりうることだと思いますが、山は目に見えて、そしてわかりやすい数字(標高)で測れるだけに、単純でよいです。6500mのアンデスの山に登るというのは日本にいた頃には考えられないことでしたが、今後の目標としてアコンカグアが視野に入ってきた気がします(笑)

 

 

ワイナポトシに比べても、日本にはあまり情報がないので、以下は簡単な紹介。
イリマニには、ラパスから3泊4日で行くことができます。

 

初日

 

10:00 ラパスを出発

 

結構のんびりした出発です。

 

14:00 イリマニの麓(ピナヤ)に到着(標高3900m) 

 

ここまでは妻が見送りに来てくれました。

 

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15:00 ベースキャンプ(BC)に向けて出発

 

ドンキーに荷物を載せて歩いて向かうと聞いていたのですが、今回ポーターになってくれたロシナールの後ろにまたがって、バイクで行くことに。

 

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16:00 BCに到着(標高4500m)

 

ポーターのロシナールと二人でテント泊。

 

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二日目

 

9:00 起床

 

ガイドのフェリシオーネが到着

 

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10:00 BCを出発

 

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14:00 コンドルズネスト(HC)に到着(標高5500m)

 

ここはまさにキリマンジャロで意識が朦朧とした高さですが、今回は寝ていても大丈夫。頭がスッキリ冴えていました。少し、高度にも順応したみたいです。ただし、遠くにはクレバスがたくさん見え、時々雪崩の音がします。

 

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15:00 夕食

 

17:00 就寝

 

23:00 起床

 

起床と書きましたが、実際にはほとんど寝ることができませんでした。いつものことです。ガイドのフェリシアーノもいつも横になっているだけのようです。

 

就寝時は、決して天気は良くなかったのですが、テントから出ると星空が広がっていました。遠くにはラパスの灯りが見えます。

 

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三日目

 

0:00 出発 

 

真夜中の中、クランポン(アイゼン)を装着し、ピオレット(ピッケル)を持って、ザイルを結んで出発です。イリマニはクレバスと雪崩が多い山なので、要注意とガイドに再度念をおされました。

 

その後、急登続きますが、淡々と登ります。ここでは、フーハーハーという独自リズムを編み出して呼吸しました。雪山の急登では、ピオレット・クランポン・クランポンの順番で歩を進めるのが一般的ですが、それに合わせた呼吸をすることで休憩が劇的に減りました。

 

厳冬期の富士山にも登ったことがありますが、まさにそんな感じで淡々と登っていきます。
(風と気温は富士山の方がきついです。空気の薄さはイリマニが上です。)

 

そして、クスコで活躍するプロサッカー選手のYさんに教えて貰った、
「高山病は辛い時ほど上を向け」
 というアドバイスに従って星空を見上げながら歩くことに。

 

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素晴らしいのは、時々流れ星が見えること。あっという間ですが。

 

一度足を滑らせて、ガイドのフェリシオーネのロープに引っ張りあげられる瞬間もありましたが、無事に頂上が見えてきました。

 

 

5:00 頂上に到着(標高6439m)

 

この日は、僕たち一組しかおらず、完全に頂上を独り占め。想定していたよりも早く到着し、30分ほど日の出を待つことに。キリマンジャロ・ワイナポトシと辛い時期を乗り越えて、高山にも順応してきました。

 

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帰りはあっという間で、一歩一歩踏みしめて登った山をズルズルと滑るように降って、13時過ぎには2500m下のピナヤに到着していました。この日は、ガイドのフェリシオーネの家に泊めてもらうことに。

 

 

四日目

 

7:00 タクシーにて出発

 

10:30 ラパスに到着

 

ちなみに、今回はAll Transportという会社でお願いしました。(ガイドは指定)
金額は3泊4日で3000Bs(約54,000円)。南米に来る機会がある人にはオススメです。

 

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タナカマコト