キリマンジャロに登ってきました。
残念ながら、登頂はなりませんでしたが、5685mのGilmans pointまで行くことができました。高山病という言葉は当然知っていましたが、想像を絶する世界でした。

少しだけ、現地の様子を紹介したいと思います。
まず、我々が申し込んだツアー会社はKili Climbersという会社です。キリマンジャロはガイドなしには入山が許可されていません、そのため、どこかにガイドをお願いする必要があります。

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今回は、友人の紹介でKili Climbersを選びました。
一人あたり$1080で、Moshiの街でのホテル3泊と山でのすべての宿泊、食事、ガイド、ポーター、装備のレンタル料が含まれています。このうち入山料が$610でかなり大きな部分を占めています。※ただし、チップは別。

我々の工程は以下。

スタート:1800 marangu gate
ここはまだまだ地上でした。普通のお土産やさんがたくさんあって、キリマンジャロコーヒーをふるまってくれました。ここですべての装備を整えて、登山に向かいます。フリースからダウンジャケット、レインウェア、バックパックまですべてレンタルできます。道を歩いても、まだまだジャングルの体で、高山の様子はありません。

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1日目:2720 mandara huts
やっと辿り着いた初日の宿泊施設。ここで、初めての食事にありつきましたが、思いの外充実しておりびっくりしました。日本で自分で登るときには、ほぼ毎食ラーメンなので・・。ここからは、果てしない道のりを歩きます。

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2日目:3720 horombo huts
富士山と同じレベルの高度です。ここまでは、天国でなんともありませんでした。雲の上の6時に泊り、綺麗な星空を眺めることができました。

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3日目:4720 kibo huts
ここからが未知の世界でした。富士山よりも1000mも高い高度。辿り着いた瞬間は、なんともなかったのですが、仮眠を取った後は、頭がズキズキして大変なことになりました。夜中に2回の嘔吐を催し、あぁ山に来たんだなぁと思いました。

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4日目:5685 gillmans point
深夜1時に起床して、準備をし、2時にKibo hutsを出発しました。ここからは、気分が良かったのですが、それは酸欠による幻覚みたいなものでした。日の出までずっと歩いて、頂上を目指しましたが、立ちながら眠るような昏睡状態に陥り、5500m付近でガイドのストップがかかったため、登頂をあきらめました。その頃にはまともに歩けない状態でした。自分では記憶にはないですが、登頂が難しいことを聞いて、涙を流していたそうです。アシスタント・ガイドと一緒に小屋に戻ることにしました。写真はなんとか笑っていますが、ひどく疲れた顔をしています・・。
なぜか、登山経験のほとんどない妻はGilmans Pointという一つのマイルストーンまでたどり着きました。本当に何が起こるかわかりません。そして、キリマンジャロの黒い石を持ち帰ってくれました。いつかもう一度来るために、この場所を忘れないように。
その後、Horombo Hutまで戻り、高度を下げると何事もなかったかのように普通の状態に戻りました。

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5日目:帰路
Horombo Hutから地上までは、救急車に乗ることにしました。Guideの判断です。

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びっくりしたのはCrewの人数です。我々二人についたのは全部で10名のメンバー
Guide:1名
Assistant Guide:1名
Waiter:1名
Chef:1名
Porter 6名
そんなに大人数で登るのかと、びっくりしましたが、おかげで山では至れり尽くせりの生活を送ることができました。これなしには、前に進む気もしなかったかもしれません。

そして、上記の料金に加え、彼らに払ったチップが$425。こんなにたくさんのチップを払ったことはないですが、彼らの貢献を考えると、これでも感謝を表しきれません。

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それにしても、ガイドはいい仕事だと思いました。今回我々についてくれたガイドはデニーという23歳の若者。

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天気、体調を理解し、前に進む判断、引く判断をする。この判断力が、最も重要な能力だと思いました。デニーは3年ポーターをやった後に、18歳でガイドの試験を受けてこれまで300回も登っています。本当に頼り甲斐のあるガイドでした。ただ、いつか山とは関係のない別の仕事がやりたいのだとか。確かに、月に4回キリマンジャロに登っていると、地上にいるのは月に4日程度。長くは続けられないですね。

そして、もうひとつびっくりしたのは日本人の多さ。
日本から団体のツアーで来ているみたいです。西遊旅行という会社のツアーがたくさん出ているようですが、ひとりの値段が50−60万円。航空券も含まれているとは思いますが、我々よりもはるかに高いです。旅行会社がふじっこと梅干しまで用意していました。添乗員が同行で、一言も英語を話さずにキリマンジャロに登れます。そして、目につくのは高齢者の比率が高いこと。よく60歳にもなって海外の高山を登る気になるなと感心する一方で、やっぱり日本の時間とお金は高齢者に支配されているんだと再認識でした・・。(いつもながら、うがった見方ですいません・・)ちなみに、海外の人は若い人が圧倒的に多かったです。

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今回は、登頂を果たすことはできませんでしたが、またチャレンジしたいと思います。

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タナカマコト