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ダニエル・デフォーのロビンソン・クルーソーを読み直しました。記憶にとどめるべき記述を抜粋

努力と工夫(P69)

島で暮らすようになって、私は努力と工夫によって欲しいと思うものはたいてい作れるようになっていた。いまや必要なものは、すべて手が届く場所にある。私には生活するために必要な品がこんなに豊富にあるのだ。整頓された品々をながめながら、私は満足していた。

神の恵み(P108)

少しずつ生活のためにいろんなものを作り、手に入れた。海の家に別荘もある。犬も猫もオウムもいる。そして何よりも神が私と共にいてくださることを知ったことだ。

あとがき(P278)

冒険の物語として読むだけでは不十分。キリスト教の精神をわかりやすく教えてくれている。また、ヨーロッパ人の経済についての基本的な精神が見える。現代の人間はお金さえ出せば、ボタンひとつで何でも手に入ると考えているが、もう一度ロビンソンの原点に立ち返って、すべてのものを自分ひとりだけの努力でつくり出す生活のことを考えてみよ。麦は一部を土に撒いて、将来もっと多くの麦を手に入れる。捕まえたヤギも飼いならして乳を搾り、子孫を増やすことを考える。今もっているものを全部使い果たす人は、ロビンソンを見直すが良い。

世界の冒険文学19 ロビンソンクルーソー 伊集院静 より

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